8月24日ネッツトヨタ湘南トレーニングセンターにて、ペダリングスキルアップセミナーを開催致しました。

今回のセミナーでは、ペダリングの中でもヒルクライム時の動きを中心に解説、練習を行いました。

ヒルクライムのタイムアップには心肺機能の強化が最も効果的なのは疑うべくも無いのですが、
正しい動き(疲れにくい動き)を身につけなければ、ある一定のレベル以上になることは難しいのです。

ペダルに力を掛けて踏み込む事で自転車は前に進む訳ですが、同じ力、同じ速さでペダルを踏めば同じ推進力が得られる訳です。(登りは体重の影響が大きいですが)

しかし、どのような体の使い方でペダルを踏むかは個人差が大きいんですよね。

これは重い物を持ち上げる事とにています。

悪い姿勢で重い物を持ち上げると腰に負担がかかります。くり返し行うと腰の筋肉が鍛えられますが、重さを増して
いくといつか腰が壊れますよね。

自転車の場合、同じギア比、回転数で漕げば同じ推進力です。(体重などで微妙に差はありますが)

同じ推進力でも漕ぎ方で疲れ方に差が出ます。サドルの高さなども体の使い方を変える要素の一つです。

悪い漕ぎ方(ペダリング)で練習を重ねると膝などに負担がかかり故障の原因になります。

故障をすると練習が続けられませんので、強くなれないという流れに繋がります。

レーサーでもサイクリングを楽しむ方でも、走力に関係なく正しい体の使い方はとても重要です。

ペダリングスキルアップセミナー最大の目的は、サイクルスポーツを楽しむ全ての方に体に優しい、効率的なペダリングを身につけてもらう事です。

もちろん、知っただけで体が思ったように動くわけではありません。正しい意識でくり返しペダリングを行うことが上達の近道ですね。

会場は未定ですが、秋以降も開催予定です。