サロベツ100マイルロードレース 2019
2019年7月20・21日(土・日) レース
順位:26位
タイム差:9:45
距離:161.5
タイム:4:27:13
AVパワー:100w(右のみ)
NP:108w(右のみ)
今日は、北海道で行われる日本最北のレースに参加してきました。
このレースはツール・ド・北海道の選抜レースでもあったのでこれに選抜されることが目標でした。
また、自分の得意なコースでもあったので6位内入賞も狙っていました。
[20日]
前日は、大学の部員達と朝室蘭を大会会場である豊富町に向けて出発しました。
途中、滝川にある喫茶マリンに寄って昼食をとりました。この喫茶店に行くことは毎年の恒例行事になっています。
ここの喫茶店の特徴は、すべてのメニューの普通サイズが超大盛りだということです。なので、前日のカーボローディングには最適なのです。
私は毎年パスタを食べています。今年もパスタを注文しましたが、去年パスタを食べレース当日になっても消化仕切れずかなり辛かったのを思い出したので少なめにしました。それでも普通の店の大盛りサイズぐらいあるのですが…。
頼んだナポリタンは太麺でかなりボリューミーだったが、少なめなので、ぺろっと食べれてしまいなんか物足りない。そんな隣でカツ丼を頼んだ先輩が限界を迎えたらしくかなりグロッキーになっていたので半分以上残ったカツ丼をいただいた。いつも敬遠していた丼モノは想像以上に美味しくそれも完食してしまった。
とても美味しかった。腹もそんなに辛くない。
…と思ったのは、全員が食べ終わって車に乗り込むまでだった。
車が揺れるたびに吐きそうになる。今日とまる宿までの道は途中から何もない道になるのでトイレもできない。そのため、街があるたびにトイレ休憩を挟んだ。消化を早めるたびにヨーグルトも大量に飲んだ。
キャンプ場に着く頃には、幾分腹の調子も良くなった。
温泉にも入り完全に消化されたと思う。晩御飯は当然ヨーグルト。これで明日のレースは何の不安もなくレースに臨める。
しかし、本当の戦いはこれからだった。
それは、睡眠である。
私たちは毎年同じキャンプ場のバンガローを借りて一泊しています。そのバンガローの床は木でできていて銀マットなどを敷いて寝ています。
それがとてつもなく苦痛。銀マットなんて全く効果がない。今回は、2枚敷いて見たが結果は同じだった。
音楽を聴いても、頭から寝袋をかぶってみても全く眠れない。眠れてもすぐ起きてしまう。そんな地獄のような夜だった。
朝聞いた話だが、私は夜中うなされていて叫び声をあげたらしい…。なんか酷い夢を見た気がする。
[21日]
眠れたのか微妙な夜を開けた朝は全くスッキリしなかった。
朝ごはんには、セイコーマートのお気に入りのパスタを2個とバナナ2本食べた。
会場に着いてから、しっかり排泄もできてなかなかいい感じだ。久しぶりの北海道のレースで顔見知りや、知り合いに会えてリラックスもできた。
[レース]
コースは一周20kmでそれを8周する160kmのレースだ。基本は平坦基調で、途中2、3分の坂が一箇所ある。
スタート後すぐにアタックする選手はいないが、スタートから下った最初のコーナーを抜けた平坦で何人かアタックをする。
強力な選手が何人か乗ろうとしているのが見えたのでブリッジをかける。結局そのアタックは逃げにはならなかった。
そのあとに、元プロの小橋さんがアタックしてそれに何人かが乗るが集団はその逃げを容認。自分も終盤に備え動きたくなかったので集団なかほどにいる。
その逃げが決まってからは、人数を揃えているチームが集団に蓋をして集団は完全にサイクリングモードになった。
一番懸念していた坂もアウターで無理なく登れるので何とかなると思った。
2周目も特に集団に動きはなくサイクリングペースのままだった。
3周目、この周回は周回終了時にホットポイントが設定されているので逃げを吸収しようと若干ペースが上がった。
ゴールまで4キロぐらいで先頭が見えたので、動きたくなってしまいブリッジをかけにいく。しかし、着いてきた何人かは先頭交代には参加しなかったので先頭に追いつくこともできずさらに集団を引き連れてしまった。
ブリッジは諦め大人しくしようと思った。結局集団は、先頭を捕まえることができず逃げでポイント争いが行われた。
4周目、初めの平坦で逃げ集団が捕まりカウンターがかかるが逃げにはならなかった。そのあとにまた逃げができたがここで集団がありえないほどペースダウンした。
自分は集団の中にいてじっとしていた。
5周目、この周回の坂で北大と数人が動いた。前の集団にブリッジする動きなのか集団を小さくしたい動きなのかはわからなかったがどちらでも自分には徳しかないのでローテに加わった。
この動きのおかげで集団は分裂した。
6周目、モトが来なくなり前とのタイム差が全くわからない。そんな中、先頭でイナーメの先輩が回そうと訴えていたので自分もそれに混ざることにした。しかし、自分の後にローテする人がいない。頼んでも出てこない。
こうなっては、自分も引く気が失せる。
そんななかでも、協力してくれる人はいて5、6人で先頭交代して集団のペースをあげた。
7周目、やっとモトが来て前まで1分くらいあることがわかり集団のペースがさらに上がる。
そして、最後の坂で小橋さんがアタック。この瞬間、自分のなかで何かが切れてしまった。
そこで自分のレースは終わった。
終わった後では、後悔しかない。何であそこで足をつってでも追わなかったのかとかずっと考えた。
あとで小橋さんと話したが、あそこでちぎれた以上レースに参加したとは言えないと言われた。自分が今日してきたのは、レースの便乗だ。レースをしていなかった。
次は、群馬の交流戦だ。
今日できなかった、レースをしてくる。自分のしたいレース、逃げて逃げて逃げきりたい。